サッカーのアジア最強国を決めるトーナメント、AFCアジアカップ2023が2024年1月13日からカタールで開催。日本代表は10回目の出場で、2011年大会以来となる優勝を目指している。
2022年のワールドカップで、日本は強豪国であるドイツやスペインに勝利。その後も森保一監督の指揮のもと、好成績を収め続けている。アジアカップはワールドカップ後に迎える初めての大規模国際大会であるだけに、どのような結果を残すのか注目されている。
苦しみながらもグループリーグを突破した日本は31日、ラウンド16でバーレーン戦を迎える。過去の日本の成績を振り返りながら、この試合を応援しよう。
本記事では日本代表のアジアカップにおける成績、優勝回数等をまとめた。
日本代表、アジアカップの歴代優勝回数は?
日本代表は過去に4回アジア王者に輝いている。1992年、2000年、2004年、2011年のことだった。
初優勝は1992年の広島大会。ハンス・オフト監督に率いられた日本は三浦知良、中山雅史、井原正巳といった選手を擁し、自国開催で躍進。準決勝の中国戦では退場者を出しながら勝利すると、決勝でサウジアラビアを1−0で下して初優勝を成し遂げた。
2000年はフィリップ・トルシエ監督のもと、2度目の栄冠を勝ち取る。名波浩、小野伸二、高原直泰らを擁したチームは順調に勝ち進み、準決勝で中国を、決勝でサウジアラビアを撃破。名波が大会MVPを獲得した。
伝説的な大会の一つとして記憶されているのが2004年大会。最大のハイライトは準々決勝のヨルダン戦だ。PK戦に持ち込まれると、日本は2人連続で失敗。キャプテンの宮本恒靖が審判にサイドの変更を申し入れるなど、異例の展開となった。それでもGKの川口能活の神がかり的なセーブもあり逆転勝利。勢いに乗った日本はそのまま3度目のアジア王者まで駆け上がった。
そして2011年のカタール大会では準決勝で韓国をPK戦の末に撃破。決勝のオーストラリア戦では李忠成が芸術的なボレーシュートを叩き込み、4度目の優勝を飾った。
最後の優勝となっているのが2011年。アジアカップ2023を制覇した場合、5度目の優勝となる。
1992年 アジアカップ広島
開催国:日本
優勝:日本 ※初優勝
準優勝:サウジアラビア
3位:中国
MVP:三浦 和良(日本)
得点王:Fahad Al Bishi(サウジアラビア)3得点
2000年 AFCアジアカップレバノン2000
開催国:レバノン
優勝:日本 ※2回目
準優勝:サウジアラビア
3位:韓国
MVP:名波 浩(日本)
得点王:Lee Dong-gook(韓国)6得点
2004年 AFCアジアカップ中国2004
開催国:中国
優勝:日本 ※3回目
準優勝:中国
3位:イラン
MVP:中村 俊輔(日本)
得点王:Ali Karimi(イラン)/A’ala Hubail(バーレーン)5得点
2011年 AFCアジアカップカタール2011
開催国:カタール
優勝:日本 ※4回目
準優勝:オーストラリア
3位:韓国
MVP:本田 圭佑(日本)
得点王:ク・ジャチョル(韓国)5得点